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欲望は争いのもと 【定本・老子道徳経の読み方 第三章より】

 こんにちは、
TAOのの本専門店、早島ブックショップです。

 

 

定本・老子道徳経の読み方」の
三章を読んだ感想です。

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老子道徳経 三章 原文

 

賢を尚ばざれば、民をして争わざしむ。
得難きの貨を貴ばざれば、

民をして盗を為さざしむ。
欲すべきを見さざれば、民の心をして乱れざらしむ。

是を以て聖人の治は、其の心を虚しくし、
其の腹を実たし、其の志を弱くし、

 

其の骨を強くす。
常に民をして無知無欲ならしめ、
夫の知者をあえて為さざらしむ。

無為をなさば、則ち治まらざるなし。

欲望は争いのもと

 

 “政治における道”について説いていると
定本・老子道徳経の読み方」三章の一行目にあり、実は少し戸惑いました。

 

 

世間でいう、『老子』のイメージは、
世俗をはなれ、政治や権力、財産などにまったく興味がない・・・



というような、もので、
私自身も、似たような感覚をもっていたからです。



ですが、文中にある『無為の政治』は
欲にふりまわされず、争うことなく、

 

 

まるで『日本昔話』に出てくるような
平和な村のようなのです。


正直じいさんがいて、
正直ばあさんがいて、
素直な娘がいて・・・・

 

そんな、争いごとがなく幸せそうな
村には、尊敬される人のいい村長さんがいて・・・


こんな、政治なら、こんな村なら
老子がひょっこりと顔をだしても不思議じゃない。



そんな風に感じました。



老子の政治とは、
自分だけが良ければ・・・といった気持ちや、



他人と比べて自分が上に立ちたいとか、いった
比較から生まれる争いを、



自分視点をチャンネルを、カチッとかえるように
俯瞰して全体を見るようにすることで、




実現していくのではないかなと感じました。



定本・老子道徳経の読み方
年末年始、新しいスタートにむけてごらんになってみませんか。

 

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