こんにちは、
TAOのの本専門店、早島ブックショップです。
少し前の話しになりますが
2014年大河ドラマの『軍師 官兵衛』ご覧になりましたか?
元々、歴史好きの、大河ドラマ好きでしたが、
主役の黒田官兵衛の出家後の名前『如水』が、
老子の有名な言葉、
『上善は水の如し』からとったと聞いてから、
たまらなく楽しみになり、毎週楽しみにみていました。
大河ドラマ中にも描写されていましたが、
黒田官兵衛は、かなりの勉強家で
中国の色々な思想も、勉強したそうなんですが
まあ、『軍師』と言うくらいですから、もちろん
孫子の兵法は、勉強したはずで、
その流れで老子に~と
流れて行って、幼少の頃学んでから、なんとなく、
老子を心に生きてきたのかと、かってに思っていましたが、
どうやら、違ったようなのです。
官兵衛は、どんな時に、
老子の思想を強く思ったのかな~と、
気になって色々見ましたが、まとめると
どうやら、
あの有名な、1年間投獄された時の『老子』だったようです。
諸説ありますので、色々読んだ総合で
私の心に響いたものを、勝手に採用していますが、
なんとなくわかる気がします。
投獄され、立ち上がることもできない、
横たわっても足が延ばせない、
床らしい床はなかったそうで、
ひどい時は自分の糞尿が床にあふれた、
最悪の状況に
何の宗教も、学問も、思想も役に立たな・・・と感じ
唯一、自然に今の状況を受け入れ、
そのままの自分を受け入れる老子に、
傾倒していったのではないか・・・と言う説が、とても響きました。
老子やタオは、訳す人によって、
隠遁や世捨て人のような解釈をされますが、
私の教わった老子は、そうではなかったのです。
人生の中で、不遇と言える時期も、
自分を卑下することなく、
でもおごることなく、
チャンスが訪れたら、逃さずつかめ!!
そんな、水のような生き方『上善は水のごとし』です。
本当にすばらしい行いや生き方は、水のようです。
水は万物をうるおし、利をあたえているけれど、
だからといって自分を主張することはなく、
いろいろな器に添って形を変えるので対立なく争わない。
また皆がいやがる下のほうに身をおいているのです。
まだまだ、知りたい黒田官兵衛です。
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